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5分で分かる本当のGlean 〜サイロ化を打ち破るWork AIプラットフォーム

0. ファイル探索の終焉。私の文脈を読み解くAIの、静かで精緻な洞察

「生成AIの回答精度がダメ」
「この資料、Boxだっけ、Teamsだっけ?」
社内から聞こえる声、声、声。
SaaSが乱立する昨今、情報は散らばり、社員たちは日々データの海を漂流しています。でも待って、本当に求めているのは、無機質な「検索結果のリスト」なのでしょうか。
いいえ、違います。
本当に欲しいのは、「自分の仕事の状況を理解し、一緒に答えを探し、考えてくれる知的なアシスタント」。

 

今回は、そんな“社内検索難民”の悩みを一挙に解決し、仕事の次元を変えてしまうエンタープライズAIプラットフォーム「Glean(グリーン)」についてご紹介します。
ちなみに英単語のGleanをWeb検索すると「散らばった断片的な情報から、有用なものを苦労して拾い集める」「本や会話などから、少しずつ知識を自分のものにする」というニュアンスを持つと言われています。

 

1. 検索窓にキーワードを打ち込むのは、もう終わりにしよう

Gleanは、Googleの検索システムを設計したトップエンジニアが構築した「Work AIプラットフォーム」です。Boxをはじめ、Microsoft 365やGoogle Workspace、Salesforceなど100種類以上のSaaSと連携し、データをインデックス化。


いまや誰にとっても直感的な Glean チャットのトップ画面

ここで重要なのは、Gleanが単なる「複数SaaSの検索結果を寄せ集めるツール」ではないということ。 連携相手の検索APIの検索精度次第ではないということ(←重要)社内に散在するデータをGlean側の統合ナレッジ基盤に取り込み、意味を理解しやすい形に再構成します。


SaaSと連携し、Glean側の統合ナレッジ基盤に取り込み、インデックス化

情報を「探す」のではなく、アクセス権限のある企業内データをLLM(大規模言語モデル)で分析し、要約・抽出して実務に使える形に変換する「AIとの相談プラットフォーム」なのです。

2. 私の権限と文脈を引き継いだ、次元の違う「推測力」

Gleanの真骨頂。それは「自分のことを熟知している専属AIが相談相手になる」という点です。
一般的なAI検索は、表層的な情報を拾ってくるだけ。しかしGleanは、独自のナレッジグラフにより、あなたの役職、所属プロジェクト、チーム構成、日々のやり取りの履歴などをすべて把握しています。

Glean はあなたのことを熟知している専属AIとなる

あなたがGleanに「来週の会議の準備をして」とチャットで話しかけたとします。
Gleanは「あのプロジェクトの件ですね」と文脈を読み取り、あなたに閲覧権限があるSlackの会話、Teamsの議事録、Boxの企画書を横断して分析し、アジェンダ案まで作成してくれます。自分専用のナレッジをベースにしているため、壁打ちや調査における推測の次元が全く異なります。キーワードが曖昧でも、意図を汲み取って「今、本当に必要な情報」だけをピンポイントで提示。自分の仕事をすべて知っている優秀なアシスタントが隣に座っている感覚です。

3. Boxの底の底まで、息継ぎなしで潜っていく

この優秀なアシスタントは、特にBoxユーザーにとって強力な味方になります。
Boxの標準検索には「ファイル先頭から10,000バイト(日本語で約3,000文字、A4で5〜6ページ程度)まで」という文書内検索の制限が存在します。そのため、数十ページに及ぶマニュアルや契約書の後半に書かれた重要なキーワードは、どれだけ探してもヒットしません。


Gleanは情報ソースも明示するので安心。

しかし、Gleanはこの限界をあっさりと突破。ファイルのテキスト部分16.8MB(A4換算で約200ページ目)までしっかりインデックス化して読み込みます。 「ファイルはあるのに検索に出ない」という長年のストレスは消え去り、AIの知識の「底」が格段に深くなる。深い知識があるからこそ、壁打ちの回答精度も劇的に向上するのです。

4. 秘密を守り抜く堅牢さと、軽やかな身のこなし

「すべてを知り尽くしたAI」と聞くと「見えてはいけない経営情報や人事情報まで回答に出てしまうのでは?」と懸念されるかもしれません。

ご安心ください。
Gleanはセキュリティファーストで設計されており(※1)、Boxなどのデータソースのアクセス権限を厳密に同期・継承します。あなたに見えないファイルは、AIにも見えません。フルクロールや増分クロールによって権限変更も継続的に監視され、特定のフォルダを除外する「Red指定」も可能。 さらに、GleanのModel Hubは「企業データは保護され、モデル学習には決して使用されない」と明記され(※2)、LLM利用時のゼロデータ・リテンション(データ保持ゼロ)にも対応しています(※3)。

また、エンタープライズ利用に不可欠なSOC 2 Type IIやISO 27001、GDPR準拠といった国際的なセキュリティ認証も取得済み(※1)。強固なガバナンスとコンプライアンス要件をクリアしています。システム面でもSaaS(GCPホスト等)として提供されるため、自社でのサーバーメンテナンスは不要。初期クロールも1時間で約3万ファイルとされており非常に高速で、情シスの手を煩わせることなく鮮やかに導入できます。

5. 優秀なAIを迎えるなら、その「働く場所」を知り尽くしたパートナーを

ここまで読んで「すぐにでもGleanを入れたい」と思われたかもしれませんが、一つだけ注意点があります。Boxを使い倒している企業ほど、Gleanの導入には「Boxを知り抜いた代理店」を選ぶべきだということです。

Gleanの真価を引き出すには、Boxの複雑なフォルダ構造やラベル運用、権限設定(コラボレーション設定)を正確に理解して、インデックスの連携設計やクロールの除外設定を行う必要があります。「Gleanの機能は知っているが、Boxの裏側は詳しくない」では、Glean導入後にAIが情報を拾いきれなかったり、不要なデータを読み込んで推測の精度が落ちたりと、情シスが微調整で苦労することに。

優秀なAIを迎えるなら、AIが働く職場(Box)の隅々まで熟知しているパートナーに頼むのが鉄則。BoxのアーキテクチャとGleanの連携を両方深く理解しているインテグレーターを選ぶこと。それが、最高のAI体験を手に入れるための絶対条件なのです。
 参考記事「業務時間の25%を奪う“探しもの”をAIでゼロに Boxユーザーに効く導入・運用術」

6. 仕事の次元を変える、一つの伏線として

検索窓に単語を打ち込み、リストからファイルを探す時代は終わりました。 Gleanを導入すれば、Boxの検索制限を補完するだけでなく、社内に散らばるあらゆるナレッジを「自分を熟知したAIとの対話」で引き出し、仕事の次元を一段上に引き上げることができます。

社員全員に、最高に賢くて口の堅い専属のAIアシスタントを。
次世代のエンタープライズAIプラットフォームの活用にご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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